2014年3月31日月曜日

天然の色

先日、女性のカメラマンをお呼びして写真ワークショップを行った。
参加者は女子だけ。だからカメラ女子会。

プロならではの写真撮影についての話を聞かせていただいたのだが
一番印象に残ったのは「一番いいカメラは人間の目だ」という話。
だから色など、人間の目で見た通りに写真では再現できないこともあるのだそうだ。

長女が美術の宿題を家に持って帰ってきたことがあった。
学校の周りで見た風景を絵に描く宿題で
絵に描きたい風景は写真にして持って帰ってきた。

写真を見ながら絵の具の色を調合する。
絵の具は12色だけれども、絵の具の付属品としてついてきた色カードを見ながら色の調合をすると
沢山の色を作り出すことが出来る。

だが、色カードの中から似たような色をさがして写真の隣においてみると
なかなかしっくりとくるような色がない。

絵の具会社の人は「色」を見せるとどの色とどの色を配合すれば
その「色」を作ることが出来るか分かるんだって、と娘はいうが
やはり天然の色は真似できないな、と思った。

2014年3月30日日曜日

人間の長所は

「人間の長所は、欠点があるということだ」というユダヤの格言があります。たとえば寅さんが多くの人から愛されたのも、あの‘不器用さ‘‘人間らしさ‘のゆえですよね。自分が不完全であり未完成であるということは、最高に素晴らしいことなんですね。

野口嘉則

2014年3月29日土曜日

天然だしのこと

ネットで見つけたこの記事。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=845984558761945&id=310021862358220&substory_index=0

小さい頃、出汁をとった料理で育てられた子は
大きくなったらジャンクフードに憧れるけれど
出汁をとった料理に帰ってくるって。

ホントかどうか分からないけれど、そういわれると
出汁とるのめんどくさいけど(といっても水に昆布と鰹節を入れるだけだけど)
頑張ろうって思います。

2014年3月28日金曜日

私のこの胸の炎は

私のこの胸の炎は、あなたが点火したのですから、あなたが消して行って下さい。私ひとりの力では、とても消すことができないのです。

太宰 治 「斜陽」 より

2014年3月27日木曜日

夢の宴

私達が結婚式を挙げたのは16年前。リゾート地にあるイタリアンレストランで。
1日にひと組だけの挙式をするというそのレストラン。
その日は私達のためだけにレストランを貸し切れる、という贅沢さが気に入り
アクセスが不便な場所ではありましたが、私が「どうしてもここがいい」と譲らず
最後は主人が折れました。


私達が式を挙げた頃は、レストランは大人のみ利用することができ
子ども連れの場合はカフェタイムに外で簡単なお料理をいただくことができるだけでした。
だから子どもが生まれたら、子どもが大きくなってそしたら子どもを連れて食事に来たいと
ずっと思っていて
今回、やっと子どもたちを連れて行くことできました。

現在はお子様連れのお客様は2階のお部屋でお食事をすることが出来るそうです。
本来は1階のメインダイニングでのお食事は中学生から、ということでしたが
「実はここで挙式をして、子どもたちが大きくなるのをずっと待っていて
ここで食事が出来るのを楽しみにしていたんです」
と話すと、中学生になるにはあと2年待たなければいけない子どもがいるのですが
ぜひ1階のメインダイニングでお食事して下さい、とメインダイニングに通されました。

当時を思い出し、子どもたちに結婚式の時の話をしながら食事をしました。

デザートには私と主人にはデコレーションしたプレートが用意されていました。

16年もの月日が経っているので、少し建物も老朽化している箇所はありましたが、
メインダイニングから見える景色は16年前と同じでした。
こんな贅沢な空間で結婚披露宴をすることができたんだなぁと思いながら
美味しい食事をいただき、お腹も心も満たされて帰路につきました。

2014年3月26日水曜日

「自分の番」 相田みつを

父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人

こうしてかぞえてゆくと
十代前で一.〇二四人
二十代前では
なんと百万人を
越すんです

過去無量のいのちの
バトンを受けついで

いまここに自分の番を
生きている

それがあなたのいのちです
それがわたしのいのちです


相田みつを 「一生感動 一生青春」より

2014年3月25日火曜日

ぼたもち

社会人になって私の上司になった人は少しクセのある人だったけれど、私に仕事のイロハを教えてくれた。時には厳しいご指導をいただいて落ち込むこともあったけれど、私はかわいがられたと思う。

上司は結婚のために仕事を退職するというととても喜んでくれた。最後の出勤日はお彼岸の連休が明けた日。私の為にぼたもちを沢山作って得意げに職場に持ってきた。それを見た私が「ほんとに作ってきてくれたんですか?!」と驚いたのを今でも覚えている。

「私はね、奥さんよりも料理が上手なんですよ。でもね、ぼたもちだけは奥さんの方が上手なんです。」
あるとき、そんな会話になった。ぼたもちは牡丹の花が咲く頃、おはぎは萩の花が咲く頃に食べるから季節によって呼び名が違うこともその時知った。(私は一年通じて「おはぎ」と呼ぶと思っていたから)
「今度、うちの奥さんの作ったぼたもちを持ってきますからね。」と言ってはいたけれど、まさか本当に持ってきてもらえるとは。

担当の部署だけでなく、職場の人達全員でぼたもちをいただいた。あんころもちとごまもち、どちらもとっても美味しかった。

仕事を辞めても年賀状は必ず送っていたのだけれど、ある年から上司は転居したのか出した年賀状がこちらに戻ってきてしまい、今はもう年賀状を送れないでいる。上司は今どうしているだろうか。

2014年3月24日月曜日

たいせつなきみ たっちコラムno.43

たっち NO.58 21014 3.20 発行になりました。 私の担当するコラムはこちらです。

 私は小学校で絵本の読み聞かせボランティアをしています。6年生の最後の読み聞かせにはマックス・ルケード作「たいせつなきみ」を持って行くことにしています。
 「たいせつなきみ」は、ある村に住むウイミックと呼ばれる小人たちのお話です。彼らは、彫刻家エリの手で造られた木彫りの小人でした。ウイミックたちは箱に金と灰色のシールをいつも持ち歩き、互いにくっつけ合って暮らしていました。能や美しさを持つ小人には金のシール、反対能力のない者には灰色のだめシールがつけられました。何をやっても上手にできないパンチネロはだめシールだらけ。でもそんな時、シールがついていない小人ルシアに会います。不思議がパンチネロにルシアは「毎日エリに会いにいくとい」と言うのです。自分はなんにもできないダメ小人だと思っているパンチネロにエリは優しく言います。「みんながどう思うかなんてたいしたことじゃない。もんだいはわたしがどう思っているかということだよ。そしてわたしはおまえのことをとてもたいせつだと思っている」と。そして「シがくっつくようにしていたのはおまえじしんなんだよ」周囲とのやり取りから、自分に自信がなくなったり挫折することもあるでしょう。「何があってもお父さんもお母さんもあなたを大事に思っているよ」そんな声が聞こえてきそうな一冊です。

「これから思春期になると心が折れそうになることが
沢山あると思います。でもそんな時に、こんな絵本を
読んでもらったことがあったなぁと思い出して下さい」
と言ってから絵本を読みます。市立図書館にありますよ。

2014年3月23日日曜日

「時」 相田みつを

あなたを待つ
時間の長いこと
あなたといる
時間の短いこと

計れば
同じ時間なのに


相田みつを


相田みつを美術館に行ったときに気に入った詩です。
結婚する前の気持ちを思い出させてくれました。

2014年3月22日土曜日

チューリップ

16年前の結婚式でメインの花として使用したのが、八重咲きの薄いピンク色したチューリップ。
花は、結婚式場と季節とドレスにあったものであれば何でもいいです、という
とってもアバウトな注文をしたのですが、チューリップになるとは思いもしませんでした。
でも式場と季節にすごくあっていて大満足でした。
それから八重咲きのチューリップは私の大好きな花になりました。

2014年3月21日金曜日

泣く女

ピカソの描いた「泣く女」。

ピカソの絵はよく分からないけれど、私はこの絵が好き。

「泣く女」のモデルはピカソの愛人だったドラ・マールだと言われる。
ドラ・マールは仕事も出来る美しい女性。

美しくて仕事が出来る、同じ女性としてこの上ないくらい羨ましい人であっても
愛する人の愛を、自分が思うように得られなくて
こんな顔をクシャクシャにして涙を流すことがあるのか、という思いと
自分のありったけの感情を最愛の人にぶつけることが出来るという彼女の内面と
そしてありのままの自分を、愛する人に(それはどんな思いで彼が描いたのか分からないけれど)
描いてもらえたということ。

それがすごくいいな、と思うから、この絵が好き。


2014年3月20日木曜日

夢十夜 第一夜

学生時代の友人が、夢十夜の第一夜の話がすごく素敵だって
そんな話をしたことがあった。

そうね、ずっと自分との約束を守って100年待っていてくれたら
それは嬉しいことね。

白いユリになって恋人に逢いにきたくだりなんかはとっても幻想的で素敵。

2014年3月19日水曜日

幼稚園に通わせて良かったと思ったこと

卒業シーズンのこの時期に、長女の幼稚園の卒園式のことを思い出した。

長女が幼稚園の年少組だったときに長男を授かった。
長女も赤ちゃんの誕生を喜んでいたけれど
ある日、幼稚園にお迎えに行ったときに先生が教えてくれた。
「赤ちゃんが生まれるのはすごく嬉しいけど、でもね、ホントは……。」
ってぽつりと長女が先生に打ち明けたこと。

お母さんのお腹が大きくなっていく様子を間近で見ながら
赤ちゃんの誕生は姉として嬉しいけれど
でもお母さんが赤ちゃんにとられてしまうんじゃないかって
不安に思っていたらしい。
でも、そんなグラグラしている気持ちを
打ち明けたくても打ち明けることが出来ないで
一人でつらい気持ちをガマンしていたらしい。

私は長女がそんな気持ちで揺れ動いていたなんて全然分からなくて。
私だけでは気づかなかったこと、
違う大人が娘に関わることで
娘の気持ちに気づいて娘の話を聞いてくれた。
それで多分、娘の気持ちも少しは軽くなったのではなかったかと思う。
幼稚園に通わせていなかったら
私はずっと娘の気持ちに気づかずにつらい思いをさせていたかもしれない。
長女の卒園式を前に、幼稚園に通わせて良かったな、と心から思った。

2014年3月18日火曜日

手紙は時間の贈り物

手紙は時間の贈り物。書くときにそのひとを思って、短い時間ではあるけれど旅をして届くから。

手紙の話をしたときに友人がいったひと言がカッコイイと思ったので書き留めておきました。
昨日、スタンプラリーに参加したら好きなポストカードを最後にいただきました。
どれも素敵なカードで迷ったのだけれど、私が選んだのはこれ。沢山の笑顔が描かれていたから。
ある日、こんなカードが郵便受けに届いていたら嬉しいだろうなぁと思ったから。



2014年3月17日月曜日

ある主婦の言葉

「主人を幸せにすることが私のお仕事」

学生時代、あるボランティアでご一緒した方の言葉。
一緒に話をしながら活動していて、素敵な方だなぁと思っていた。
イベント当日を迎え、私は接待の係をすることになった。
会場に着くとその方は大事な方をお迎えするから、と和服を着ていて
すごく似合っていてカッコイイ!!と思った。

その方の言葉。
さらっと言ったのが忘れられない。
こんな奥さんを持つご主人を羨ましいと思ったし
私もそう言えるような女性になりたいと思った。

2014年3月16日日曜日

夫婦ゲンカ

私達夫婦はよく口げんかをします。
一昨日の夜も大きな声で怒鳴り合いました。
隣近所にはきっと聞こえているだろうとは思うけれど
大きな声でケンカを。

一昨日の口げんかのことを考えていたら
以前の夫婦けんかのことを思い出しました。
あの時もささいなことで言い合いになり
どんどん互いの声のボリュームが大きくなっていき……。
と思っていたら、どこかで聞いたことがあるような声が聞こえてきて
それもさっき、言い争っていたセリフと全く同じものが聞こえてきたから
「え?!」と主人と顔を見合わせると
なんと娘が私と主人が言い争っているその横で
私達のけんかのやり取りを録音していたらしく
なんとその録音したものを再生したのです。

私と主人もそれを聞いていたらもうおかしくて
けんかどころじゃなくなって大笑いしてけんかはお開きになりました。

娘に1本とられました。
娘は「ただうるさいから録音しただけなんだけど」と言ってはいましたが。

2014年3月15日土曜日

人生は冷蔵庫みたいなもの

人生は冷蔵庫みたいなもの。
あの材料が入っていないから
好きな料理が作れないなんて
考えていたらつまらない。
いまある材料を組み合わせて
最大限においしい料理を
作り出すのが楽しいのだから。

秋元 康

2014年3月14日金曜日

眉毛カット

いつも前を通る化粧品屋さん。
ワンコインで眉毛カットをしてくれるサービスがあるとお店の前に看板が……。
ちょっと勇気を出して眉毛カットをお願いした。

私の眉毛は立派な眉で、小さい頃はすごくイヤだった。
眉をカットしながら店員さんが「眉、描かなくてもいいからいいですね」とほめてくれた。
そういえば小さい頃、「あなたの眉毛は描かなくてもいいから今はイヤかもしれないけど
大きくなったらラクでいいわよー」って近所のおばさんによく言われていたっけ。

小さい頃はイヤで仕方がなかったけれど、
太くて濃い眉は強運の持ち主だと何かの本で読んで
それからは開き直るようになったのだけれど。
描かなくてもいい眉毛はやっぱりラクだ。

2014年3月13日木曜日

時には少し離れてみる

「時には少し離れてみるのもいいことよ」
上手くいかないで悩んでいる私に、アドバイスをしてくれた友人。

「庭の花もね、いっぱい咲いているとキレイなんだけど
ちょっと離れて見てみるとね、狭いところにいっぱい咲きすぎだ、とか
あそこだけちょっと伸びすぎている、とか
近くからだと気づかなかったことが
離れて見ると気づく事ってあるのよ。
つらいけどね、ちょっと離れて見てみるのもいいと思うよ。」
と言ってくれた。

確かにそうかも、と思う。
お習字でも上手く書けた!!と机の上で手本を見比べて見て思うんだけれど
壁にお手本と並べて貼って、少し遠くから比べて見ると
「あそこが違う、ここも違う」と修正する点が見えてくる。
近くで見ていたときには全く気がつかなかったのに
なぜか少し遠くで見るだけでいろんなものが見えてくる。

ああ、それと一緒だ、と思った。

そして、大事なときに適切なアドバイスをしてくれる友人がいることもとても幸せだと思う。

2014年3月12日水曜日

新田さんの物差し

2012年2月にプランニング開の新田さんにお話を聞く機会があった。
その時に印象に残ったこと。

新田さんの物差し 「田舎」と「都会」というお話。
・田舎 足の引っ張り合いをする
・都会 他人を褒める

一般にいわれる「田舎」と「都会」とはまた違ったとらえ方だけれど
私もいいと思ったら素直に他人を褒める都会人になりたい、と思った。

2014年3月11日火曜日

私の名前は……

今日は私の誕生日。
母にとっては待望の娘の誕生。
私の名前は「女の子が生まれたらこの名前にしよう」
と母がずっとそう思っていて名付けた名前だったそうだ。
小さい頃は「もっと違う名前がよかったのに」と母に言っていたっけ。
今思えば、とっても失礼なことを言っていたと反省しているけど。
でも今は、嫌じゃなくなったかな。

2014年3月10日月曜日

躾の出来る人

父親と話していて「どうして母を選んだのか」という話になった。
(当時を知る親戚は「それはもう、仲良かったのよ~」とよく言っていた)

どういう観点から一生の伴侶を選んだのか、やっぱり気にはなる。
そしたら「子どもの躾をちゃんと出来る人だと思ったから」だそうだ。

私達がちゃんとしつけられたのかどうか、しつけたけどちゃんと身に
つかなかったかも、なところもあるけれど
父親がそういうことを伴侶の条件として考えていたことにはとても納得した。

2014年3月9日日曜日

「人が集まる9ヶ条」

1.人は、人が集まるところへ集まる。

2.人は、快適なところへ集まる。

3.人は、噂になっている処へ集まる。

4.人は、夢の見られる処へ集まる。

5.人は、良いモノがある処へ集まる。

6.人は、満足が得られる処へ集まる。

7.人は、自分の為になる処へ集まる。

8.人は、感動を求めて集まる。

9.人は、心を求めて集まる。


2014年3月8日土曜日

桜餅

昨日、和菓子屋さんに行ったら桜餅があった。桜餅を見て、高校生の時に住んでいた松江を思い出した。
友達と遊びに行って、老舗の和菓子屋さんに並ぶ桜餅が美味しそうで買い求めたことがあったのだ。

私の住む地域では桜餅というと、桜の葉と、薄いピンク色をした小麦粉の皮を焼いて餡をくるんだものをさす。
結婚して知ったのは、西で生まれ育った義母が桜餅といってイメージするのは、私達が道明寺と呼んでいる、餡をつぶつぶの道明寺粉でくるんで蒸したものなのだという。
反対に、私達が桜餅と呼ぶものは長命寺というのだそう。(でも松江で桜餅として売られていたものは長命寺だったのだけれど)

私はどちらかというと食べるなら道明寺の方が好きだけれど、桜餅と言って思い出すのはやっぱり長命寺かな。

2014年3月7日金曜日

あなたの知らないところに 灰谷健次郎

あなたの知らないところに
いろいろな人生がある
あなたの人生が
かけがえのないように
あなたの知らない人生も
また かけがえのない
人を愛するということは
知らない人生を知ることだ

灰谷 健次郎


3月は別れの季節。一緒に活動した友人を送り出すときに思い出すのがこの詩。

「人を愛するということは 知らない人生を知ること」

全く別々に存在していたお互いの人生が、出会ったことでクロスして少しの間、併走することが出来た。
また離れていってしまう互いの人生だけれど、私はあなたの人生を知ることができた。
あなたにも私の人生を知ってもらうことができた。それはきっと互いの心に残るでしょう。
そして、私は沢山のいろんな人生を知ることができた。

そうを考えると、さみしくなるけれども幸せな出会いだったなぁって思う。

2014年3月6日木曜日

味噌入り炒り卵

母の手料理で、味噌を入れた炒り卵をよく作ってもらったことを思い出したので作ってみた。

高校生の時は寮に入って生活していて、寮の朝食で出される炒り卵には細切りのハムや薄切りのちくわ、シラス干しが入っていたこともあった。

子どもたちは味噌よりもハムやシラス干しが入っている炒り卵の方がいいと言う。
私は隠し味にちょっと砂糖が入っていて、でも味噌の味がする炒り卵も好き。
味噌入り炒り卵を食べると幼かった日の食卓を思い出す。
こういうのがお袋の味っていうんだろうか?と思って
「これはよくおばあちゃんが作ってくれたんだよ」と子ども達に言うと
「それ、もう何回も聞いたよ」とそっけなく言われる。

将来、子どもたちは私の手料理、一体どんなものを思い出すのだろうか。

2014年3月5日水曜日

アートの力

以前参加したもやもや会議で、子どもたちの教育とアートについての話になった。
その時の話がとっても面白かった。
残念ながらプロジェクターの画面が遠いので、その時の映像はよく分からないのだけれど。
http://www.ustream.tv/recorded/16898942


でも、その時の話と関連するレポートを教えてもらった。アートの力はとてつもない、と思う。


レポート:クリエイティブな力が街を牽引する~ヨーロッパと日本の事例から/SC3cafe vol.10

前編 http://www.sendai-c3.jp/pickup/archives/091005112956.php

後編 http://www.sendai-c3.jp/pickup/archives/090908155122.php

2014年3月4日火曜日

私の中にあなたはいるよ

私はどちらかというとマメに手紙を書いたりメールをしたりするタイプだ。
一緒に活動している仲間の顔が最近見えないなと思ったら
特に用事はなくても葉書を書いたりする。
するととても喜んでくれる。

メールが主流なこのごろだけれど、手書きの手紙や葉書は届くとすごく嬉しい。

時々そうやって手紙を書いたりメールすることは相手に
「私の中にあなたはいるよ」という見えないメッセージも届けているんじゃないかと思う。

2014年3月3日月曜日

芸術とは目に見えるものを写すことではない

芸術とは目に見えるものを写すことではない。見えないものを見えるようにすることなのだ。

パウル・クレー

2014年3月2日日曜日

夢や希望というものは

夢や希望というものは
言葉に出してしまったら
本当に儚いものだけど
水鏡を掴もうとするような
そんなことを夢というのではなく
僕らが夢と呼ぶものは
そんなに遠くはないんじゃないか

人は
実現できないことなんて
想像しないと誰かが言った
想像できることならば
いつかは実現可能だと
信じて僕は生きてゆこう


八重桜


中学の頃、いろんな土地に住む人と手紙のやり取りをしていた。

「ソメイヨシノはみんなに注目される桜だけれど、ソメイヨシノに遅れてひっそりと咲く八重桜の方が好きだ」と言った八重桜さんが私は好きだった。

あの頃、将来自分はどうなりたいかと必死にもがいていて、いろんな人に「あなたの夢はなんですか?」と聞いていた。
八重桜さんにも同じことを聞いたのを覚えている。
「父親の会社を継ぐ」と応えた彼に「男の人はいいわよね」と、自分で考えなくてもいいなんてズルイって、多分そういう気持ちで返事を書いたのを覚えている。今思えば、すごくひどいことを書いたと後悔している。

今、彼はどうしているだろう。

2014年3月1日土曜日

まどみちおさん

まどみちおさんの訃報の接して。
友人がまどみちおさんのことを書いた文章を思いだしたので、紹介させていただきます。

昨晩、偶然ですが、「婦人画報」(NO.1924.2011.5)という雑誌に「詩人 まどみちお 101年の思索」(取材・文=渥美裕子 撮影=大西成明)という一文を読む機会がありました。あの「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」の歌で有名な詩人です。今、日本で最高齢の詩人となったようですが、取材時、開口一番出てきた言葉が「なつかしい」だったとか、「最近では何を見てもなつかしいのです。」人間の喜びには色々な種類がありますが、なかでも、なつかしいという気持ちは大きいものですね」と……。また、ライターの渥美裕子氏はこう描写しています。「人は老いるほど子どもに近づくともいう。その通り、まどさんの心はどんどん無垢の塊のようになって、むしろ昔よりもいろんなものが、純粋に映り込むようになっているのではないか。」と。